今回は枝毛が出来ちゃう原因と、枝毛が出来ないように私たちが出来ることを紹介していくよ!
シャボンちゃんお願いしますニャ!
枝毛が出来る仕組み??
まずは枝毛が出来る仕組みを簡単に紹介します。
髪の毛は主に繊維状のたんぱく質である「コルテックス」で出来てます。
髪の毛の構造についてこちらの記事でより詳しく解説してるので見てみてください。
イラストの白いちょっと気持ち悪い部分がコルテックスと呼ばれているところです。コルテックスは上イラストのようになっているので、水分が抜けてしまうと見て察しがつくと思いますがタテに裂けやすい性質があります。
水分や栄養が抜けて髪の毛が痛むと髪の毛は簡単に2つに裂けます。
これが枝毛の正体です。
外側でコルテックスを守っている「キューティクル」が剥がれると内部の「成分や水分」が抜け出ていきますし、髪の毛に熱を当てればコルテックスにダメージホールというものができ、それも「成分や水分」が抜けることにつながるので、枝毛の原因になります。
ダメージホールは髪の毛に出来る穴のことで、穴が開いた分、髪の毛は切れやすくなりますし、2つに枝分かれしやすくもなります。
このダメージホールは、枝毛はもちろん、切れ毛の原因ともなります。
ダメージホールが分からない人は、上の記事の前半部分にこれについても書いてあるので参考にしてみてくださいね。
髪の毛にダメージホールが出来ると、枝毛と切れ毛の原因になりますし、枝毛と切れ毛は対策方法も同じということになります。
枝毛と切れ毛の違いは??
枝毛は一本の髪の毛が2つに分かれてしまうものですが、切れ毛は髪の毛が軽く引っ張った程度でプツッと途中で切れてしまうものです。
違う現象ではありますがこの2つの原因は同じで、髪の毛のダメージが原因になっています。
枝毛が出来やすい髪質
実は、枝毛が出来やすい髪質があります。髪の毛が「細くて柔らかい」人です。
良い髪質と思われるかもしれませんが、アップしてみれば髪一本一本の
- 「コルテックスの面積が狭い」
- 「コルテックスの密度が低い」
髪質ということになります。
細い分、ダメージホールが出来ると硬毛の人よりも切れてしまいやすいですし、密度が低いので切れやすいのはもちろん水分が抜ければ二股に分かれやすい髪質でもあるので、細く柔らかい「軟毛」の人は枝毛や切れ毛のケアをより気にかける必要があります。
枝毛の原因とは??
続いて枝毛が出来てしまう原因を紹介していきます。
主な枝毛の原因は髪のパサツキです。ようは髪に水分や栄養が足りないのでコルテックスの繊維が離れてしまい、枝毛ができるのですね。
ちなみによくいわれる髪の毛のダメージは、ほぼ全て水分が抜けてしまうことにつながりますので、枝毛を改善したいのであれば髪の毛がダメージを受けること全般、気をつけるといいでしょう。
ストレスや体の疲れ
精神的や肉体的な疲労が溜まると髪の毛もダメージを受けます。
たとえばストレスが溜まって「自律神経」が上手く働かなくなると血流が悪くなるので、髪の毛にも栄養が上手く回らなくなってしまいます。
そうすると髪の毛のパサツキの原因になり髪の毛に枝毛がでてきます。
熱の当てすぎ
熱を当てすぎると髪の毛にダメージホールができるので、水分が抜ける原因になりますしダメージホールができることは切れ毛の原因にもなります。
表面のキューティクルが剥がれる原因にもなりますから注意が必要ですね。
シャンプーが合っていない
シャンプーは洗浄力の強いものと、髪の毛に栄養を与える力が強いものとがあります。
洗浄力の強いシャンプーは髪の毛に必要な成分まで奪ってしまいがちなので、枝毛が気になるのであれば、髪の毛に栄養を与えてくれる髪の毛に優しいシャンプーとリンスを選択するようにしましょう。
ブラッシングで摩擦が起きている
絡んだ髪の毛を無理やりといたり、濡れた髪を普通のくしでブラッシングしたりすると、表面のキューティクルを傷つける原因になります。
表面が傷付くと内部の水分を保持する機能が弱まるので枝毛の原因となります。
カラーリングのしすぎ
人の髪の色は、コルテックスのメラニン色素で決まります。
カラーリングするときは表面のキューティクルをはがして、コルテックスまで色を届けなければならないので、そのためにカラーリング剤にはキューティクルをはがすための成分が入っています。
キューティクルを剥がす作業(カラーリング)を繰り返していると、当然髪の毛がどんどんパサついてきます。
一度目はそれほど気にならないかもしれませんが、二度目はさらにキューティクルが剥がれ、三度目はもっと剥がれ、ついに無くなってしまうと髪の水分を維持するものは何も無い状態になり、枝毛が目立つようになるでしょう。
枝毛は修復できる?
出来てしまった枝毛をもとにもどすことはできません。
枝毛が出来てしまったら、専用のトリートメントやダメージ修復効果が期待できるシャンプーを使いつつ、その部分をカットするほかには、分かれてしまった枝毛をくっつける方法はないので、美容室にいってカットしてもらったり、自分ではさみでカットしてしまいましょう。
ちなみに枝毛をカットする専用のはさみも売っているようです。
髪の毛は死んでしまった細胞から出来ているため、一度進んだ髪の毛のダメージや痛みを完全に元のように修復することはできません。
本当に痛んだ部分はカットするしかないので、枝毛が出来ないように日ごろのケアをすることが大切です。
枝毛のケアと対処方法!
それでは日ごろどんなケアをするのがベストなのか枝毛を作らないためのケア方法を見ていきましょう。
枝毛は主に髪がパサつくことが原因でできるので、ここでは髪の毛の水分が抜けないための方法をピックアップして紹介しますが、どんなダメージも最終的には枝毛が出来ることに繋がります。
なので、出来るだけのことは全て心がけるようにしていきましょうね。
シャンプーやリンスを変える
枝毛に悩んでいるのならばシャンプーやリンスが合っていないことも考えられます。
先ほどもお伝えしましたが、シャンプーやリンスは物によっては髪の毛に与える刺激が強すぎるものもあります。
枝毛が出来てしまうくらい痛んでいる髪にさらに刺激を加えるともっと痛みやすい髪になっていくので、枝毛がある場合にはなるべく髪の毛を補修してくれる髪の毛に優しいシャンプーを選ぶようにしましょう。
枝毛が出来るのは髪の毛に栄養や水分が足りていない証拠です。
キューティクルが剥がれていたりダメージホールが出来ている可能性も十分ありますから、洗浄力が強いものより、髪の痛みを修復してくれるシャンプーを使うのがおススメなんです。
美容室でのトリートメント回数を増やす
髪は完全に元に戻ることはありませんから、髪の毛に一度与えたダメージはトリートメントやシャンプー等でしっかりと日頃から補修していくことが大切になります。
美容室でカラーリングをした時にはトリートメントを一緒にするのがおススメ。
枝毛が多い場合には、美容室でトリートメントしてもらう回数を増やすことでも髪の痛みを補うことができます。
美容室では失われたコルテックスのたんぱく質や栄養をしっかりと補完することができるので髪の毛が生き生きしてきます。
目に見える形でハッキリとダメージが抑えられるので余裕があれば活用するといいでしょう。
自宅トリートメントのコツ
自宅で自分で出来ることとしては「ダメージを補修してくれる洗い流さないトリートメント」をお風呂上りに塗るのがおススメです。
各トリートメントごとに用法容量を見て適切に使ってください。
お風呂上りにトリートメントを使うことが多いかと思いますが、髪の毛に水が残っているうちに塗ると、成分が薄まってしまって効果が薄くなります。
髪を握っても水滴がたれなくなるまでしっかりとタオルドライした後に、まずは毛先から、次に中間にかけてトリートメントを塗っていきましょう。
頭皮近くはベタつきの原因になるので塗らなくても大丈夫ですよ。
その他の注意すべきこと
その他の髪の毛が痛む原因はこちらの記事にも書いたので、しっかりと読んで改善してください。
髪の毛が痛んだ原因6選と対処方法!!まさかこんなことしてない??
まとめ
いかがでしたか?枝毛ができる原因や対処方法について解説しました。
まとめると、
- 枝毛はコルテックスの繊維が分裂したもの
- 髪の毛が痛む原因を徹底的に排除していくことが大切
- 既にダメージがあるので、補修してあげる必要がある
- 枝毛になってしまった部分は切り取る
このようなことが伝わっていると幸いです。
日頃のケアを頑張ってみてくださいね。